レッスン風景


レッスン再開!

レッスン再開の告知をした直後、たったの5日で早くも受講に来てくれた生徒さんが!

 

しかもこの方、ヴァイオリンでもヴィオラでもなく、ヴィオラ・ダモーレで、との申し込み。

実は彼は私のかつての弟子。

その時は普通にヴィオラを教えていました。

しばらく来ないうちに他の楽器に浮気してました。笑

 

ダモーレは私自身よく知らない楽器だし、レパートリーもわかりません。

古楽の分野に入る楽器ですが、共鳴弦を持つこの楽器の典雅な響きに彼が魅了されただけのことはあるな〜、と私自身がその響きに魅入ってしまいました。笑

 

さて、ではどんなレッスンをしたものか?

 

彼はこの楽器を専門的に教わってきています。

その彼の悩みは、

 

「この楽器で今後どんなことができるか?」

 

すでにヴィヴァルディのこの楽器のレパートリー数曲を弾けるくらいには弾き込んでる様子。

でもこの楽器を使って独自の活動をしたいのだとか。

 

それにはこの楽器で思った音が出せること(即興でも弾けるくらいに)がまず大前提かな、と思ったので、ではまず、

「私が弾く音を耳コピして弾いてみて」と。

 

何か新しいことをしようとか、ある楽器でできることを探るには、まず本当にその楽器で遊んでみることが必要なのではないか、と思ったので、

  1. まずは楽器を知る
  2. 楽譜から離れる
  3. 自分で歌った音を再現してみる
  4. それを楽譜に書いてみる
  5. 和声を作ってみる(和声進行の定型を弾けるようにする)
  6. その和声の中でリズムパターンを試してみる

など、その楽器の多様性を自分の感性で見出してみてはどうかと提案してみました。


さてさて、彼は自分の世界を広げられるでしょうか。

今後どうなっていくか、楽しみです。 

 

コメント: 1
  • #1

    シゲヒコ (日曜日, 05 7月 2015 21:54)

    レッスンは、時間を忘れるほど濃く楽しいひとときでした。
    この楽器を知るということについて、まだまだ足りてないことを実感するとともに、その分まだまだ引き出せる魅力があるということにワクワクしてきました。
    ありがとうございました。